エアロビクスは有酸素運動といわれ、
運動によって身体エネルギーを燃やすための酸素を、呼吸によって体内に取り入れることです。
取り入れられた酸素は肺から心臓、血管そして活動している筋肉へと運ばれます。
図1
エアロビクスとからだ
運動すると筋肉には疲労物質である乳酸ができます。図2は血中乳酸の測定法 です。
図2
筋肉の疲労物質 血中乳酸の測定法
(京都第一科学の提供による)
現在のスポーツトレーニングでは、 筋肉が活動したときにできる血中乳酸を測定することによってトレーニング処方を作ります。
図3
血中乳酸量からみたトレーニング処方
(日本体育協会スポーツ科学研究所 伊藤静夫氏の提供による)
運動の強さは主観的運動強度(感覚的な運動の強さ)で調べます。
その強さと、呼吸による酸素摂取量、心拍数、血中乳酸量には深いつながりがあります。
有酸素運動は心拍数130拍/分以下のややきつい程度の運動強度です。
表1
運動の強さと肺、心臓、筋肉の働き
エアロビクスはスポーツトレーニングだけでなく、 体力向上や健康つくりの運動としても、多くの人々が行っています。
図4
エアロビクスと健康つくり運動
現代生活では運動不足による体力低下や生活習慣病が問題になっています。 健康な生活を営むためにもエアロビクスなどの運動が必要です。
新聞記事
運動不足による体力低下と生活習慣病